エニアグラムコーチングとは
人材開発協会の最大の特徴はエニアグラムとコーチングと結びつけ「エニアグラムコーチング®」を教え、普及していることです。エニアグラムにより相手の性格タイプを理解した上でコーチングすることでコミュニケーション、コーチング、マネジメント、人材育成の効果が最大化します。
過去の医療の現場では、輸血を行った際、血液型の違いが分からなかったことで、多くの命が失われてきました。人類が血液型の存在を知ったのは1900年(明治33年)が初めであったとされています。
医学の分野における血液型と同様に心理学の分野でも各性格タイプを理解し、活用することが必要です。クライアントの性格タイプの違いを配慮しないコーチングは、クライアントの本質に届かず、浅く、成長の効果が半減します。クライアントにより深い気づきを与えるためには、クライアントの性格タイプに沿ったコーチングが有効です。
当団体はスタンフォード大学の医学部、心理学部で研究、整理されたエニアグラムに焦点を当てています。エニアグラムでは先天的な性格タイプの種類を9つに分類してコミュニケーションを行います。相手の血液型に合わせて輸血を行うように、9種類の性格タイプごとに言語を変え、9種類の世界観、動機、反応の仕方に沿ってコーチングを行います。
経営者に向けたエグゼクティブコーチングにおいても一般的なコーチングよりも経営者の性格タイプの特徴に合った、確度の高い気づきを得る最高レベルのエグゼクティブコーチングが実現します。
またマネジャーにリーダーとしての成長を促す深い納得感のある気づきと行動変容を与えることが可能です。
あるマネジャーは、とても感情的でした。急に感情的に怒り出すことで、周辺はそのマネジャーを恐れていました。本人も自分の感情が周りによい影響を与えていないことを理解していました。コーチはそのマネジャーがタイプ4(スナフキンタイプ)であることを理解しました。そしてエニアグラムコーチングを使用し「あなたは感情と事実を分けることが出来ますか?」と質問しました。本人は生まれて初めて「事実と感情を分ける」という質問を受けました。そのマネジャーは今までは「事実と感情を分ける」ことを一度も意識したことはありませんでした。コーチは、継続して意識して「事実と感情を分ける」を行うことを進めました。すると本人に感情の力が弱まっていく事が分かり、最終的には感情にコントロールされて怒り出すことがほぼなくなりました。それはエニアグラムコーチングの効果です。
また部下とのコミュニケーションでも、タイプ4の性格タイプの方は接近してコミュニケーションされることを好みません。声かけをしょっちゅうされると、遠ざかっていきます。しかしタイプ9の性格の方は、午前中1回、午後2~3回声かけされることを喜びます。逆にタイプ9の性格タイプの方に接する機会を怠ると人間関係がもろくなり、離職の原因にもなります。
エニアグラムコーチング®は一般的なコミュニケーション、人材育成、営業など人間関係にあるビジネスのあらゆる場面で役立つ強力なコミュニケーション技術であり、個別最適なマネジメント方法です。