youtube

enneagram-coachingエニアグラムコーチング

エニアグラムコーチングとは

人材開発協会の最大の特徴はエニアグラムとコーチングと結びつけ「エニアグラムコーチング®」を教え、普及していることです。エニアグラムにより相手の性格タイプを理解した上でコーチングすることでコミュニケーション、コーチング、マネジメント、人材育成の効果が最大化します。
過去の医療の現場では、輸血を行った際、血液型の違いが分からなかったことで、多くの命が失われてきました。人類が血液型の存在を知ったのは1900年(明治33年)が初めであったとされています。
医学の分野における血液型と同様に心理学の分野でも各性格タイプを理解し、活用することが必要です。クライアントの性格タイプの違いを配慮しないコーチングは、クライアントの本質に届かず、浅く、成長の効果が半減します。クライアントにより深い気づきを与えるためには、クライアントの性格タイプに沿ったコーチングが有効です。
当団体はスタンフォード大学の医学部、心理学部で研究、整理されたエニアグラムに焦点を当てています。エニアグラムでは先天的な性格タイプの種類を9つに分類してコミュニケーションを行います。相手の血液型に合わせて輸血を行うように、9種類の性格タイプごとに言語を変え、9種類の世界観、動機、反応の仕方に沿ってコーチングを行います。
経営者に向けたエグゼクティブコーチングにおいても一般的なコーチングよりも経営者の性格タイプの特徴に合った、確度の高い気づきを得る最高レベルのエグゼクティブコーチングが実現します。
またマネジャーにリーダーとしての成長を促す深い納得感のある気づきと行動変容を与えることが可能です。
あるマネジャーは、とても感情的でした。急に感情的に怒り出すことで、周辺はそのマネジャーを恐れていました。本人も自分の感情が周りによい影響を与えていないことを理解していました。コーチはそのマネジャーがタイプ4(スナフキンタイプ)であることを理解しました。そしてエニアグラムコーチングを使用し「あなたは感情と事実を分けることが出来ますか?」と質問しました。本人は生まれて初めて「事実と感情を分ける」という質問を受けました。そのマネジャーは今までは「事実と感情を分ける」ことを一度も意識したことはありませんでした。コーチは、継続して意識して「事実と感情を分ける」を行うことを進めました。すると本人に感情の力が弱まっていく事が分かり、最終的には感情にコントロールされて怒り出すことがほぼなくなりました。それはエニアグラムコーチングの効果です。

また部下とのコミュニケーションでも、タイプ4の性格タイプの方は接近してコミュニケーションされることを好みません。声かけをしょっちゅうされると、遠ざかっていきます。しかしタイプ9の性格の方は、午前中1回、午後2~3回声かけされることを喜びます。逆にタイプ9の性格タイプの方に接する機会を怠ると人間関係がもろくなり、離職の原因にもなります。

エニアグラムコーチング®は一般的なコミュニケーション、人材育成、営業など人間関係にあるビジネスのあらゆる場面で役立つ強力なコミュニケーション技術であり、個別最適なマネジメント方法です。

エニアグラムとは?

経営者がエニアグラムを学び、取り入れることで期待できる将来

ある会社の営業部門に完璧を目指している星一徹タイプのマネジャーがいました。部下は、コナンタイプでした。コナンタイプの部下は営業職には自分が向かないとマネジャーに面談で伝えていました。しかし、星一徹タイプのマネジャーは聞き入れようとしませんでした。部下はまじめで、成績も残し、お客様からの評判が良かったからです。ある日、コナンタイプの部下が辞表を出しました。会社への不満はなかったのですが、自分の将来のキャリアを考えた時、どうしても営業職で自分の未来のビジョンに描けなかったと言います。コナンタイプには、業界、お客様の情報収集や分析、マーケティングなどに才能が生かせ、モチベーションも維持できます。
この結果は上司である自分の星一徹タイプの特徴である「マイルールの癖が招いた」と気づかされました。「営業を完璧にやらせるべきだ」との勝手な自分のルールの押し付けで部下のモチベーションを失わせてしまったからです。そしてさらに自分勝手な判断で部下からの訴えを人事に報告していませんでした。ですから、打つ手も無く、離職に導いてしまったのです。星一徹タイプ上司は、この件を振り返って、自分が考えた完璧な答えを部下に押し付ける悪い特徴を改めることを決意しました。優秀な人材を失ったことは残念ですがマネジャーの意識と行動の変容が実現し、マネジメント能力が高まったと言えます。これは社内がエニアグラムの学習を行い、自分に向きあうことを常に意識させていたからです。

互いに自己理解、他者理解が進みますと社内の雰囲気が良くなります。以前は個人的な名前で他者理解をし、時には評価をしていました。個人名でコミュニケーションすると、どうしてもそこに人間的感情が混じってきます。しかし個人名ではなくタイプ番号の「タイプ1は・・・」「タイプ2は・・・」など、タイプを使って互いを汎用的に理解、評価するようになると、客観的な情報で考えることが出来るようになります。性格タイプというフィルターを使用しますと、直接的な衝突が無くなり人間関係が柔らかくなります。また性格タイプという社内の「共通言語」が出来る事で個人と組織のエンゲージメントが高まります。エンゲージメントが強化されると社員が辞めなくなります。さらに「すべての人は正しい(すべてのタイプは正しい)」という基本理念を徹底させることで他者を受容、共感できるようになります。分かり合える価値観の項目が増え、互いに受容、共感する力がつくことで他者から学ぶ、人間として学び合う土台や尊敬しあう環境が作られます。

どんな経営者でも、エニアグラムは取り入れることが出来ます

過去、エニアグラムは王たちが帝王学として身につけるべき統治術であったと言われ、一般人には明かされない秘術でした。しかし現代は大学での研究などが進み、診断と学習方法が公開されており、誰でも身につけることが容易になりました。研修を受けることで自分のタイプや社内の人間のタイプ判別ができます。書籍、動画も豊富で無料でも学べます。エニアグラムを使った日報管理のアプリも市販されていますので、毎日の業務にエニアグラムを取り入れることが出来ます。